2023-03-31
旅先での洋服に頭を悩ませることはありませんか?
菜種梅雨が明け、春風が舞い桜の花びらがアスファルトに模様を描く季節は、新しいシーズンを感じさせて心が踊ります。
そんな暖かな日差しを浴びに、新緑の茂る高原のリゾートや観光地にお出かけされる方も少なくないのではないでしょうか。
旅先での洋服、何を着ていくのかを考える楽しみとともに難しいと感じる方が多いのも事実。そこで今回は旅行の際に必要な洋服の種類やアイテムについて書いて行こうと思います。
少数精鋭で着回す
旅行に荷物はつきものですが、できるだけ軽くコンパクトにしたいものです。季節にもよりますが、まずは以下のことに気をつけて準備をしましょう。
素材そのものが軽く、肩が凝らない
シワになりづらい、もしくは気にしなくても良い
寒暖の差に対応できる羽織りもの
歩きやすい靴と、洒落たフラットシューズ
素材そのものが軽く、肩が凝らない
旅先では普段よりも立ったり座ったりを繰り返します。また長時間歩くこともあるので着心地の良いことが最重要です。どんなに気に入っていたとしてもレザージャケットやバルキーなニットでは一日が終わる頃には身体が悲鳴をあげてしまいます。
薄手でも暖かな高番手のウールのニット、車内でも窮屈にならないジャージー素材のパンツ、ナイロンやポリエステルのジャケットやコートは旅先で活躍すること間違いなしでしょう。
シワになりづらい、もしくは気にしなくても良い
長時間座るような新幹線や飛行機、またドライブで気になるのは洋服にシワがついてしまうこと。目的地についてお洒落なレストランで食事をする時にシワのついた洋服ではサマになりませんし、なんだかみすぼらしい気分になってしまいます。
ポプリンのシャツや、リネン素材のものは日常で着用していてもシワがつきやすいので旅先に持っていくことはあまりおすすめしません。
代わりに、ニットやジャージー素材のものはシワがほとんど気にならないためとてもおすすめです。
特にニット素材のワンピースは、スニーカーと合わせてスポーティにも着れますし、サンダルやミュールと合わせれば食事の席でも対応可能です。
寒暖の差に対応できる羽織りもの
車内やレストラン、観光地など空調や天候によって暑く感じたり肌寒くなることもあるでしょう。羽織りものは、ちょっとした気温の変化に合わせて着脱できるよう前開きのものが良いでしょう。もしくは肩掛けできる大きさの薄手のストールも使い勝手がとてもいいです。
くるっと巻いてバッグの中にしまえることも重要なので、シワになりにくい加工のしてあるものや、素材に関わらず薄く軽いものを選ぶのがポイントです。透け感のあるシャリっとした素材のカーディガンは羽織るだけでこなれた雰囲気になるためおすすめです。
歩きやすい靴と、洒落たフラットシューズ
旅先の靴こそ、いつも履き慣れたものがいいと若い頃に父から教えられましたが、本当にその通りで、旅行だからと新調した靴が足に合わずに靴擦れを起こしてしまった経験があります。
もしも旅先に履いて行こうと買った靴があるようであれば、旅行の前に半日でも外を歩き、足に靴を慣らしておくことがとても重要です。
(スニーカーでも靴擦れを起こしてしまうことがあります)
旅先では、食事の際などに少しドレスアップをすることも楽しみの一つですが、ヒールを持っていくのは面倒ですし、荷物がかさばってしまいます。
そこで使い勝手がいいのがレペットのようなバレエシューズ、もしくは黒か茶のレザーミュールが役に立ちます。
レペット: 1947年、振付家の息子の助言によりローズ レペットがダンスシューズをデザインしたことから始まったブランド。その後ブリジットバルドーの要望によって誕生したフラットバレリーナシューズが成功を収める。伝統的な技術を用いて手作りされた靴は、確かなクオリティと美しさを併せ持ちます。
どちらもカジュアルな服装にもよく似合いますし、少しフォーマルなお洒落をしたい場面でも洋服に合わせることができます。
フラットシューズなら荷物も大きく増えずかさばりませんし、何より靴を変えれば洋服の雰囲気が簡単に変えられるので、3-4日の旅行でも2足の靴で済ませることができます。
薄手のカーディガンやストールは日差し除けにも空調対策にも。
まとめ
例えば5月に軽井沢の別荘に3泊するのであれば、
・ポリエステル素材のロングコート(突然の雨にも対応してくれる)
・高番手のクルーネックのニット
・半袖と長袖のカットソーを1枚ずつ(気温に合わせて調整)
・ジャージーのフルレングスパンツ
・ニットワンピース
・シルクコットンか麻のストール(突然の日差し除けと空調対策に)
・歩きやすいスニーカー
・バレエフラットシューズ
このセットがあれば大概のシーンに対応できる上、出発の際には身につけている洋服を考えると小さめのトラベルバッグ一つで大丈夫です。
コロナ渦もようやく収束し始め、日常を取り戻した2023年。
久しぶりに旅に出て、心を動かされるインスピレーションを大きな深呼吸とともに取り入れる絶好のタイミングです。
みなさま、良い旅を!
Johnny Kawasaki