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19. ②おしゃれな人がやっているミックス&マッチ

2023-05-26

強い柄同士を合わせていても統一感のある着こなし

 

 

前回に引き続き、お洒落のレベルアップをするためのコツを今週もお届けしたいと思います。

 

 

18話で話した通り、同じ色味のトーンで合わせるトーナルコーディネートは、簡単に言うと色を揃えればいいのでハードルはそんなに高くありません。

 

 

シンプルでミニマムも素敵だけれど、時に違う表情を見せられるのがファッションの醍醐味というもの。

 

大胆に、全身でファッションを楽しむのもアリだと思っています。

 

今回は様々な色や柄を取り入れて上手にきこなすにはどうしたらいいの?という疑問にお答えします。

 

 

 

 

ミックス&マッチ

 

 

 

 

ミックス&マッチという言葉を聞いたことはありますか?

 

これはトップスやボトム、またはレイヤードするアイテムにおいて異なった性格のものをなにかで違え(ミックス)、なにかで合わせる(マッチ)ことをいいます。

 

 

このスタイルでは、例えば柄と柄の合わせ、強い色同士の組み合わせを調和させることで起きる化学変化を楽しむことができます。

 

 

だからと言って、ただ合わせるだけではなかなか上手くいかせることができないのがミックス&マッチの難しいところなのですが、ファッションをより楽しむことができるようになります。

 

 

 

 

 

 

ポイントは

 

 

素材感を合わせる

・洗いざらしのコットン、リネンなど硬そう、柔らかそう、毛羽立っている、滑らかなどの生地の表情感

 

 

柄同士を合わせる

・チェックとストライプなど直線の柄同士

 

 

色をクロスしてリンクさせる

・トップスと靴、ボトムスと帽子など隣り合わない場所で色をリンクさせる

 

 

上記のメソッドを使用してコーディネートを組んでみましょう。

 

 

最初に行うべきは、同じグループに分けること。

 

①で述べたように雰囲気の似ているものをグループ化します。リネンのシャツを例にすると、洗いざらしのラフな雰囲気のコットンパンツやジュート素材の帽子やサンダルなどが同じグループです。

 

シルクのブラウスであれば、同じような落ち感のあるポリエステルのスカートやパンツ、化繊のバッグやスカーフなどが一緒のグループになります。

 

 

②柄物も同様に同じグループのものを探す。

 

ボーダー、ストライプ、フラワープリント、幾何学など同じパターンの柄をグループ化すると、一つのコーディネートの中に2つの柄が入っていても統一感が出やすくなります。

 

柄の場合は、色味のトーンも同じにすることが重要です。

 

 

③ここまでできたら、各グループから2つ使用したい洋服やアクセサリーを選びます。ただし、隣り合わせにこないようにすることを忘れてはいけません。

 

例えば、リネンのシャツを選んだ場合は、隣り合うパンツではなくジュート素材の靴にします。ボトムスに化繊の落ち感のあるパンツを合わせるなら、首元にシルクのスカーフを合わせます。

 

何かしら調和する柄、素材、色を決めて組み合わせることで全体のトーンがまとまるタイミングがあります。

 

 

 

そして、もう一つ重要なのが、色や柄のリンクは3つにするとこなれて見えます。

 

 

 

先ほどの例で言えば、リネンのシャツとジュートの靴で1つ目のリンク、シルクのスカーフと化繊のパンツで2つ目のリンクをしていますが、さらにもう一つリンクを作ることで上級者に見えます。

 

 

人には自分の肌や、髪の色、目の色、メイクといったリンク先があります。

 

 

なので、上記のコーディネートの3つ目は黒髪とリンクさせたブラックのブレスレットかもしれませんし、リップとマニキュアの色をリンクさせてもいいと思います。

 

ミックス&マッチはサングラスや、バッグなどの小物も込みでのバランス感がものをいうので、とにかく最初は色々とトライして気持ち良いと感じる場所を探すことが大切です。

 

 

 

素材、柄、色のリンクを上手にコーディネートすることでまとまりが生まれます。

 

 

 

 

ファッションが上達するコツを教える中で、このミックス&マッチが一番難しくコツを掴むまでが大変と感じる方が多いのですが、この方法を身につけると手持ちの洋服で新鮮味が感じられなくなった時に、新しい着こなしを見つけ出すことができます。

 

 

同じ洋服でも上手に着まわしているお洒落な友人は実はこのミックス&マッチを使っているのかもしれません。

 

 

 

 

毎度おなじみの格言ですが、ファッションは一日にしてならず。

幾つ歳を重ねても、たくさん合わせて色々と実験をする楽しみを見つけたいものです。

 

 

 

Johnny Kawasaki

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