2023-07-14
うだるような暑さ、何を着たら良いのか悩んでしまいます。
最高気温が36度を超えた東京の街。太陽が照りつけるアスファルトを歩いているだけで溶けてしまいそうな温度です。
できればエアコンの効いた室内に留まりたいものですが、夏は外出の機会も増えるためそうもいきません。
ファッションは夏に停滞する、とよく言われますが上手く付き合っていく方法を見つけて、暑い夏を乗り切るヒントをお伝えします。
酷暑では軽いトップスやパンツをそれぞれ1枚づつしか身に付けることができません。重ね着ができないため、シンプルに洋服どうしの組み合わせでスタイルの良し悪しが決まってしまいます。
肌をファッションの一部として考える
そこでまず行って欲しいのは、肌のどの部分を露出させるのかを決めること。
例えば、ノースリーブを普段から着る方は腕を出すことに抵抗があまりないと言えますので腕を露出すると決めます。
もしくは、スカートを日常的に履く方であれば、脚を出すことへの抵抗が少ないと言えるでしょうから、脚を露出させると決めてしまいましょう。
これは、肌の露出する面積=ファッションの一部にして活用してしまうということです。
肌をファッションの一部と考える方は意外と少ないのですが、生まれ持った体格や骨の太さ、そして、肌の色の明暗や質感は唯一無二のもの。
自分自身の持つ魅力を使わない手はありません。
露出することに抵抗が少ない部分(肌)を積極的に活用すれば、暑い夏でもお洒落がキマりやすくなります。
上半身の肌を活用する
上半身にある、腕やデコルテを露出させることに抵抗がない方におすすめなのは、ノースリーブや袖丈が短いトップスや背中に空きのあるカットのトップスに、フルレングスのパンツやマキシ丈のスカートとの組み合わせです。
大人の女性が魅力的に映る肌の露出部分は、腕、デコルテ、そして背中の3箇所。この3つの場所を意識をして出していくことで垢抜けて見えます。
上半身の肌の面積が大きい分、ボトムスは全体をカバーできるものにすると、不必要なセクシーさが取り払われていい塩梅になります。
足元をカバーしているので、シューズはオープントゥで指先が見えるもの、もしくは甲が見えるバレエフラットなどを合わせるのがおすすめです。
スカートは膝丈よりも長いものを選ぶのが成功のポイント。
下半身の肌を活用する
キュッと引き締まったふくらはぎやスネ。お店で接客をしていると、腕は出せないけど、脚ならいいかなというお客様の方が実は多い気がします。
下半身の肌に関しては、脚の露出の面積に合わせてトップスを変化させるのが鍵になります。
①膝丈のスカートであればトップスは二の腕が半分隠れる長さのTシャツやカットソーがよく似合います。
トップスはタックインすると、腰の位置が高く見えてスタイルアップすることに加え、脚の肌色の印象を変に感じさせることがありません。
②膝よりも上のショートパンツの場合は、リネンや透け感のある大きめのシャツや、フィッシュネット、クロシェ編みなどの肌の見えるローゲージのニットとの組み合わせがおすすめです。
膝上丈の場合、脚の露出面積が大きくなるためトップスは長袖で調整を行います。トップスはボリュームのある大きめのサイズを選びましょう。
脚の露出の際に気をつけるポイントは、<現役感>を出しすぎないこと。
脚に自信があるからといって、素足にミニスカートでは顔との違和感が生まれてしまいます。
また、太ももや膝が見えるレングスを選んだ場合、トングサンダルのような足の指が見えるシューズと合わせると露出度が高く感じますので、こちらも気をつけましょう。
肌の露出なんてもってのほか、という方もいらっしゃるかもしれませんが、もはや亜熱帯気候になってしまった日本では清く肌を出してしまうという選択肢も試してみてはいかがでしょうか。
Johnny Kawasaki