2023-10-13
冬のニットはどう選んだらよいのでしょうか?
端正で清潔感のあるメリノウール、優しく包み込まれるようなカシミア、思わず触りたくなるモヘアなど秋冬はニットがなくては始まりません。
シンプルでベーシックなものと同時に、今年らしいデザイン性があるものが一緒に並んでいるとついついデザイン性が高いものを選びたくなってしまいますが、自分のワードローブに合わせてどちらに優先順位をつけるかが重要です。
恋多き季節だからこそ、見極めが重要です。
そこで、今回はベーシックなニットとトレンドのアイテムを分けてお伝えしていきますので、買う際の優先度合いを測るのにお役立てください。
ベーシックニット
ハイゲージニットのカラー選び
夏のTシャツと同様にほぼ全ての人のエッセンシャルになるであろう薄手のシンプルなニットです。
ニットには編み目が細かく薄手のハイゲージと、ざっくりと編み目が大きく厚みのあるローゲージの2パターンがあります。
どちらも素敵ですが、どんな時にでも使える汎用性を考慮すると、ハイゲージに軍配が上がります。
編み目が細かく薄手なためカットソーの感覚で着用することができるためデニムやチノパンツに合わせてカジュアルなデイリールックでもいいですし、綺麗なトラウザーやスカートに合わせて通勤着としても使いやすいです。
日々のコーディネートに取り入れやすいチャコール、ネイビー、オフホワイトはいくつあっても困らないほどです。
ベーシックカラーの中で実は気をつける必要があるのがブラックと漂白されたようなピュアホワイトのカラー。
以前にも記事にしていますが、黒はとても強い色なので上手く着ないと顔のシワや影を目立たせてしまう可能性があるため少し優しさのあるチャコールがお勧めなのです。
またピュアホワイトは明度が高くファッション感度が高くないと悪目立ちしてしまう恐れがあり、こちらも少しだけくすみのあるオフホワイトやアイボリーの方がなじみがよく毎日のコーディネートに自然に溶け込ますことができます。
クルーネック VS Vネック
なんとなく選ぶ方が多いですが、クルーネックとVネックでは全体の印象が180度変わってしまうため、ここはしっかりと押さえておきたいところです。
年齢を重ねると首のシワが気になるため、できるだけ隠したいという方がいますが、首を短く見せて逆に老けて見えてしまうこともあります。
ではどちらを選ぶべきなのかというと、顔の形によって似合うものが変わります。
基本的に面長の方はクルーネック、丸顔の方はVネックを着ると全体のバランスが取りやすくなることを覚えておきましょう。
面長の方は首の詰まったクルーネックがお勧めです。顔から首へと繋がる肌色を長くしてしまうと顔が長く見えてしまうため、色でパーツを切ってしまった方が小顔に見えます。
丸顔の方は、Vネックがお勧めですが、首のシワが気になるという方は浅めのVネックや、縦に深いVネックを選ぶと気になり辛くお勧めです。
ケーブルは引き続きのトレンド
トレンドニット
今年買うのであれば、モヘア、シャギーといったフラッフィー(ふわふわ)な素材感、ケーブル編み、ショート丈がキーワードになります。
モヘア、シャギー
毛足の華やかさで着るだけで今年らしいこなれ感を演出することができます。
大人世代が着やすいのは、着膨れしづらい前開きのカーディガンタイプです。全体的にボリュームが出すぎてしまうのを防いでくれます。
ケーブル編み
プレッピーの流れも今年の秋冬の特徴です。グッドガールな雰囲気で少しスクール風に着るのがお勧めですが、子供っぽくなりすぎないようにベーシックカラーを選ぶと品良く上手くまとまります。
ショート丈
おへそのあたりでカットされたような短い丈のものが2000年代のリバイバルから様々なブランドから出ています。もちろんそのまま着るのはNGですが、レイヤリングアイテムとしてはとても優秀です。
シャツと合わるのが定石ですが、手持ちのワンピースに重ねて着ることで新鮮な雰囲気と暖かさがプラスされるのでぜひトライしてほしいです。
Johnny Kawasaki